演奏には、さまざまな奏法があって、それぞれが細かく楽譜に記載されています。
中には珍しい奏法もあって、突然出てきたら驚くこともありますね笑
今回は、そんな装飾記号を一覧にしてまとめてみました。
装飾記号一覧
装飾記号 | |||
記号 | 読み方 | 意味 | 実際の音 |
トリル trill |
基準となる音の、それより2度高い音を素速く繰り返す。顫音(せんおん)と呼ばれる。 | ||
トレモロ tremolo |
同じ音を素早く繰り返す奏法。音が震えるように聞こえるので「震音」と呼ばれる。 | ||
バルトークピチカート Bartok pizzicato |
指板と垂直に減を強く引っ張り、離して弦を指板にぶつける。 | ||
ハーモニクス harmonics |
弦を軽くミュート氏、倍音のみ鳴らす。高調波のみ鳴るので、高い音になる。 | ||
フェルマータ fermata |
音符や休符を、ほどよく伸ばすこと。2~3倍くらいが一般的。 | ||
アッポジャトゥーラ (装飾音符) appoggiatura |
長前打音。装飾される音の直前に付けられ、その音を演奏してから親音符の音を弾く。 | ||
短前打音。長前打音と同じ意味だが、長前打音より短く演奏する。記号は斜線を追加する。 | |||
複前打音。短前打音が複数になったもの。 | |||
後打音。親音符を弾いた後に短く演奏される。複後打音も存在する。 | |||
グリッサンド glissando |
音を区切ることなく、隙間無く滑らせて弾くこと。上向き、下向き、上下に揺らすなどいろんな手法がある。 | ||
ポルタメント portamento |
次の音に移る際、音程を滑らかに変えながらつなぐこと。弦楽器でよく使われる。 | ||
アルペジオ Arpeggio |
和音の構成音を、1音ずつ弾いていくこと。 | ||
ターン turn |
表記の音符を、回転するように上下をの音を演奏。「ド」ならドレドシドと演奏します、。 | ||
モルデント mordent |
表記の音符の2度下の音を素早く演奏。「ド」ならドシドと演奏します。 | ||
プラルトリラー pralltriller |
表記の音符の2度上の音を素早く演奏。「ド」ならドレドと演奏します。逆モルデント。 | ||
ニードル・スウォーム Needle Swarm |
調査中 | ||
シュライファー schleifer |
調査中 | ||
ドイト | 調査中 |
練習問題
問題
初級編
装飾記号の意味を答えましょう。
① | トリル |
② | トレモロ |
③ | フェルマータ |
④ | アルペジオ |
⑤ | モルデント |
中級編
次の音を聴いて、どの装飾記号を演奏したか答えましょう。
⑥ | |
⑦ | |
⑧ | |
⑨ | |
⑩ |
答え
初級編
① | トリル/基準となる音の、それより2度高い音を素速く繰り返す。顫音(せんおん)と呼ばれる。 |
② | トレモロ/同じ音を素早く繰り返す奏法。音が震えるように聞こえるので「震音」と呼ばれる。 |
③ | フェルマータ/音符や休符を、ほどよく伸ばすこと。2~3倍くらいが一般的。 |
④ | アルペジオ/和音の構成音を、1音ずつ弾いていくこと。 |
⑤ | モルデント/表記の音符の2度下の音を素早く演奏。「ド」ならドシドと演奏します。 |
中級編
⑥ | トレモロ |
⑦ | グリッサンド |
⑧ | アルペジオ |
⑨ | アッポジャトゥーラ(短前打音) |
⑩ | トリル |