【楽典】調号を覚えよう！　調号一覧

調号って意外に聴きなれない音楽用語です。でも、その記号必ず誰もが見たことがあります。

楽曲のキーを決める大事な記号なので、絶対に覚えなければならない大事な記号です。

調号とは？

調号の意味

主役である音を教えてくれる（キーがわかる）

この記号により、曲のキーがどれかを教えてくれています。曲のキーとは、音楽の主役である「ド」に聞こえる音が、どこになるかと言うことですね。

シャープ3つの場合は、Aメジャー(イ長調)なので、「ラ」の音が主役になると教えてくれています。
（マイナーキーの場合は、F#ですね）

同じ記号でも、長調と短調が存在する

もし、上記のように#が3つある同じ記号であっても、実は可能性のあるキーが2つ考えられます。長調と短調ですね。

実際に音楽を聞いて、明るい響きなら長調。暗いかしっとりした響きなら短調と予測することができます。

これを判断する1つの材料として、楽曲の一番最初か最後を見るとわかりやすくなります。

例えばCメジャーの場合、主役となる音は「ド」です。もし、楽曲が「ド」で終わっていたらメジャー、「ラ」で終わっていたらマイナーである可能性が極めて高いです。

 

なぜ調号を覚えたほうが良いの？

調号は、楽曲のキー(調)を決めるとても重要な記号です。

楽器を演奏する人や、作曲をする人が一番最初に譜面で確認することは、楽曲のキーなんです。

なので、シャープ（フラット）がいくつの時は何のキーになるかは絶対覚えないといけないのです。

最初は少し大変かもしれませんが、調号を覚えてしまうことをオススメしますよ

 

調号を5分で覚えてしまおう！

調号の全種類はコレだ！

まずは、♯も♭もつかない一番ノーマルな調号ですね。

これに、1つずつ♯と♭が増えていくので、それを覚えてしまいましょう！

楽譜での記号	長調	短調
	英語＆和名	英語＆和名
	Cメジャー	Aマイナー
	ハ長調	イ短調

 

音部記号での位置

ト音記号とヘ音記号は、もちろん「ド」の位置は違います。

なので、音部記号が変わればそれに合わせて調号の位置も変えてあげなければなりません。

下記の図で、ト音記号の時「ファ、ド、ソ」に調号がありますが、もちろんヘ音記号の時も「ファ、ド、ソ」に記載しなければなりません。

下記画像のように書けばバッチリです！

ヘ音記号の「ファ、ド、ソ」にちゃんと書かれていますね。

 

調号をさらに詳しく知るには？

楽譜を見て、一瞬でキーを判別できる方法

実は、初心者の人でも、一瞬にして楽譜からキーを判別する方法があります。

プロの人や、プロを目指す人でも知らない人が多い方法なので、こちらも合わせて確認しておいてくださいね。

• 楽譜を見て、一瞬でキーを判別できる方法

 

実は、調号でキーが判別しない場合もある！？

調号は楽曲のキーを示してくれていますが、実はそれは100％ではないのです。

確率で言うと99.89％くらいなので保母器にしなくてもよいですが、、、

もし、向学のために知りたいという人がいましたら、下記でも合わせて確認しておいてくださいね。

• 「韃靼人の踊り」を分析！　”スケールを活用した楽曲づくり”

 

練習問題

それでは、練習問題です。

次の調号が出てきた時、キーは何でしょうか？

メジャーとマイナー(長調と短調でも可)の両方で答えてください。

①
②
③
④
⑤

 

 

答え

①Gメジャー／Eマイナー （ト長調／ホ短調）

②Bbメジャー／Gマイナー （変ロ長調／ト短調）

③Aメジャー／F#マイナー （イ長調嬰／ヘ短調）

④Abメジャー／Fマイナー （変イ長調／ヘ短調）

⑤F#メジャー／D#マイナー （嬰ヘ長調／嬰ニ短調）