あなたは夢に出会えていますか?
もし、絶対にかなえたい夢があるなら、本当に幸せなことだと思います。
でも、夢をかなえるには1年や2年ではとても無理です。10年、いや20年でも難しいかもしれません。
本当にかなえようとすると、一生かかります。
夢を、長い長い道のりで例えると、こんな感じになるのではないでしょうか。
『夢程 -yumenori-』
- 夢に出会うのが10代
- 夢を追いかけるのが20代
- 夢に迷うのが30代
- 夢と共に歩くのが40代
- 夢で得たモノを伝えていくのが50代
- 夢に本当に感謝できるのが60代
- 夢に惜しまれるのが70代~90代
夢に出会うのが10代
まだ10代の頃、これから待っている現実のことなんて考えることなく、ひたすら自分のやりたいこと、好きなことを追っかけていましたよね。
その中で、ばくぜんとイメージしていた「将来」と、これから迫ってくる「現実」を結びつけることが「夢」なのです。
どういう将来ビジョンで、仕事をどういう仕事をするかといったところですね。
たとえば、夢に近づくためにどんな大学へいくか、どんな専門学校へ行くかということも現実を教えてくれます。
夢とは、自分を人生と現実を最初につなぎ合わせてくれる大切な感情なんですね。
夢は現実逃避だといわれますが、本来は逆ですね。夢が一番最初に現実を創造させてくれるんです。
あなたは、夢と出会うことが出来ました。
夢を追いかけるのが20代
10代の頃に、初めて将来を考えるきっかけになった夢。もちろんそんな簡単には夢にたどり着けることなんて出来ません。
はじめて、本気で夢と向きあう世代ですね。
そしてまた、夢を追いかけるのは、なんて大変なんだろうと思うのもこの時期です。
漠然と思い描いていた華々しい世界と、現実の厳しさを知った時のギャップに耐えていける強い気持ちを持った人だけが生き残っていける時期です。
なので、現実を知って夢から離れてしまう人が一番多い年代です。
しかし、人生の中では最も体力があり、吸収力がある時期なので一番あなたの能力が延びる時期です。一番頑張らなければいけない時期ですね!
「男は30歳から」というのは、20代は必死に勉強すれば、思い描いた30代が待っているよという最高のエールです。
20代は捨てるつもりで、必死に勉強する時期なのです。
夢に迷うのが30代
30代まで夢を追いかけることが出来ている人は、きっとある程度は夢に近づいている人です。
もしくは、一握りではあると思いますが、すでに大きな成果を出せている人もいるでしょう。
しかし、夢はそんなに立て続けに成果を出させてくれません。
夢はで一番難しい事は、「成果を出す」ことではなく「成果を出し続けること」なんです。
つまるところ、夢のハードルが、20代よりはるかに高くなります。
そして、20代ならすんなりあきらめることができていた夢も、すこし夢に近づきつつある30代ならなかなかあきらめることができません。
先に進むか、、、元に戻るか、、、
一度はこの時期で大きく悩むことになるでしょう。
そして、この時期はあなたの人生にとって絶対に失ってはいけない人とも出会っていると思います。その方のことも、、、しっかりと考えてあげてくださいね。
夢と共に歩くのが40代
40代まで夢を追いかけて凝れた人は、ほぼ成果を出し続けることが出来た人でしょう。きっと一握りの中に入っている方も多いはずです。
今まで築いてきた技術や人脈も、最大限に発揮できていると思います。
しかし、ここまでこられた方は、決まって「まだまだ満足していない」と思っているはずです。そういうストイックさがないと生き残れない世界なんですね。
これからは、更なる技術や人脈を増やし、プライベートよりもさらに仕事に没頭していくでしょう。
そして、人生のゴールまでどうやって夢と共に走り続けるかを考える時期になってきます。
夢で得たモノを伝えていくのが50代
ここまでくれば、あなたが取得した技術は、若い方には到底かなわない卓越したものになっていると思います。
もちろん、まだまだ夢の続きは残っていると思いますが、若い方にあなたの技術をつたえて、あなたが選んだ夢をさらに発展させることも視野に入れてください。
まだまだ夢を追いかける、そして若い人も育てていく。
スポーツで言うと兼任コーチ的なイメージでしょうか。
あなたの夢が発展していくことが、あなたのプラスにもなって行きます。
夢に本当に感謝できるのが60代
ふと気がつくと、人生の終わりと共に、夢の終わりも近づいてきていると気づきます。
学生時代からの仲間も少しづついなくなって、寂しさも感じ始めます。
しかし、あなたの人生を振り返ってみると、あなたが歩いてきた道は、その夢のためにしてきたことが大半なのではないでしょうか。
大好きなことに没頭できたあなたの人生は本当に素敵なことだと思います。
夢に出会えたことに、こころから感謝できると思います。
夢に惜しまれるのが70代~90代
人間は、大半の方がこの時期で人生を終えることになります。
この世代まで夢を突き詰めると、あなたが追いかけてきた夢は、夢というカテゴリーをはるかに超越して、あなたの存在を夢が惜しむようになります。
あなたと共に夢を追いかけてきた人々、あなたの夢を応援してきた人々、あなたのが夢を伝えてきた人、すべてがあなたという存在がなくなってしまうことを惜しむでしょう。
夢を追いかけ続けたあなたの人生は、夢によって惜しまれて終わります。
本当に長い間ありがとう、お疲れ様でしたと全ての方から祝福される人生でありたいですね。