自尊心が高いと損をする? 自尊心が教えてくれた、本当の意味。

人には多かれ少なかれ、自尊心があると思います。

「自尊心が強い人」というキーワードを思い浮かべれば、きっと友人にも何人か思い浮かべる人いるでしょう。

でも、その自尊心って、、、いいイメージでしょうか?

あまりよくないと思います。

でも、、、

自尊心がないと、仕事のモチベーションを保つことが出来ず、仕事などでは絶対に大きく成功することはありません。

なので、自尊心って、夢を追いかけて生きていく上でとても必要な要素だけれども、大きすぎると自分の首を絞めるとんでもないシロモノなんです。

とりわけ音楽を志す人って、これが強い人が多いですよね。

でも、この自尊心があるからこそ全力で音楽家を目指せるのです。

この自尊心について、私もたくさんの失敗をしました、、、

つい意地を張ってしまって後悔したことがある人も多いと思います。

今日は、その自尊心との付き合い方をじっくり考えてみたいと思います。

自尊心って何?

自尊心って、その時のとおり、「自分を尊ぶ心」ですね。

自分自身を肯定し、自分自身に価値を見出す感情です。

つまるところ、自分が生きてきた証を自分自身で評価してあげることですね。

自尊心のポイントはやはり「自分自身」で評価ができることです。

決して人からではないんですね。

なので、自分自身では「とても頑張ったと最大限評価した人生」であっても、人から見て「誰でも出来るし、もっと頑張らないといけないと評価される人生」であったとしたら、、、

人からの評価以上に、自分自身で評価してしまっていたら、、、

ただの空回り人生になってしまいますね。

自分自身の評価と、他人からの評価のバランスが難しいんです。

自尊心の意義

もし自分の作ったものやしてきたことが、人から評価されたり褒められたらすごく嬉しいですよね。

「明日も頑張ろう!」とか「まだまだやれる!」という、活力に繋がります。

でも、人からそんなに褒められることってそんな頻繁にはないですよね。

そんな時、褒められたり評価してくれたりした時と同じ感情を生み出してくれるものがあるんです。

それが、自尊心ですね。プライドと言われることもあります。

自己達成感の自給自足ですね!

これにより、困難な仕事もモチベーションがを保ちつづけることができるのです。

夢を追いかけて生きるには、必須の感情といえます。

自尊心が強い人がなぜ嫌がられるの?

このように自尊心とは、夢を追いかけて生きていくにはとても重要な感情ではありますが、大きすぎると人から疎まれてしまいます。

「自己評価>他人評価」のような構図になってしまうと、もちろん良い人間関係は築けませんよね。

ではなぜ、「自己評価>他人評価」という構図が生まれるのでしょうか?

それは、人間は本能的に「他人評価」をほしがるからなんです。

実績のない人ほど、特にほしがります。

実績がないと「自己達成感」が欠乏し、「自尊心」が「自己達成感」を必要以上に作り出そうとしてしまうんですね。

そうなってくると、実績がないのに自己評価だけが上がってしまい、「自己評価>他人評価」になってしまいます。

もし、このように他人評価を自己評価が上回ってしまったら、、、自分自身と比較して、自分以外の人間に優劣をつけてしまいます。

もちろん他人評価以上に自分を評価しているわけですから、「お前より俺のほうができるのになんで」「あいつは今回出来たけど、実力は俺のほうが上」と思ってしまうわけです。

とすると、周りの人たちはその人から「格下扱い」されているように感じ、嫌な気分になりますよね。

その結果「自尊心の強い面倒な人」と思われるようになってきます。

自分自身の中だけであるべき「達成感生成工場」を、人に見せてしまってはいけません。

ある程度人からいじられないと、上司からも先輩からもかわいがってもらえないですしね。

でも逆に、ものすごい実績を残した本当にすごい人って、意外に腰は低く、「あんなに凄いことしてるのに!」って思える人も多いですよね。

自尊心って不思議なもので、「他人評価」を安定してもらえることができるようになると、すごく安心し「自己評価」は生産されません。

自分自身で、もう生み出す必要がないからですね。

なので、実績を持てば持つほど、自尊心を全面に出す必要がなくなる人が多いんです。

自尊心との付き合い方

戦術のように、自尊心はモチベーションを高めるために絶対に必要なものです。

でも、自尊心が強すぎると、人の意見を聞き入れる「素直な心」は失われてしまいます。

人の重要なアドバイスや意見を聞き入れないと、もちろん人は成長しません。

特に、小さな実績を残し始めた人って、自尊心がかえって強くなってしまってなかなか人のいうことを聞かないですよね。

成長促進のために機能するはずの自尊心が、強すぎると逆に阻害してしまいます。

なので、中途半端な人ほど面倒な人が多いのです。

それでは、一番よい自尊心との付き合い方ってどういったことでしょうか。

それは、「人には見せない」ことです。

熱い感情は、自分自身の中だけにとどめて、その火の粉は人にかからないようにしてあげてください。

でも、音楽をやっていくような自尊心を持っている人は、なかなかこれができません。ガンガン自尊心全開でも、「オレは人には出していない」とか思いがちです。

なので、「出してない」と思いつつも「いや、出てるかな?」と思いながらいくとちょうど良いです。

なぜなら、出してないと思ってる人でも「あ~、、、あの時ちょっと出してしまったな、、、嫌な思いさせてしまったかな、、、」っていうことが必ず一度や二度あるはずです。

自尊心は、自律心によってコントロールすべきなのですね。

私自身も、、、大いに失敗しました。

思い出すのも恥ずかしい、辛い思い出ばかりです。

なので自分自身は、これをルールに生きて生きたいと思っています。

自尊心は、「人に見せるものではない、自分の中だけにとどめる」こと!

自尊心は、「素直な心を邪魔するほど強くもってな行けない」こと!

自尊心は、「人間関係においては、いつでも捨てる覚悟を持つ」こと!

自尊心は、大きすぎても小さすぎてもいけません。自分自身で自制しつつ、存在させなければなりません。

人生の目標も達成し、人間関係もちゃんと築けるよう日々精進していきたいと思います。

コメント

  1. より:

    一寸の無視にも五分の魂。
    圧倒的に自分より劣るのに更に努力もしない環境では自尊心を出さないなんて無理。
    けど1つだけその方法がある。それを実践してる。