映画『トワノクオン』から「千年の想い」を題材にしたいと思います。
重厚かつ切ないメロディが映画を盛り上げた美しい曲です。ハープのアルペジオが絶妙にマッチして映画の世界観と見事に融合しています。
でも、重厚すぎて前半のコントラバスのベース音がなかなか聞こえづらくて音がかなり取りにくかったです。
それでは、内容に入っていきます。
コード進行(key of Em)
Em / C onE(0:00~) | D | A / D onA | C#m |
Em | Bm | Am7 | B onF# / B add11 |
Em(0:30~) | Bm7 | Am7 | Em / D |
Am9 | Bm7 / Bm7 onE | Am9 | Bsus4 / B |
Em |
この曲の最大のポイントは、3小節目から4小節目にかけての一時転調です。
この曲はキーがEmなので、本来は「Am」になるところが「A」になっていますね。これは、キーが「Em」から「F#m」へ転調しているんです。 (ブルーの網掛け)
この「A」に入った時、よりものものしい響きがとても重厚さを増していますね!
そしてまたすぐに、5小節目からEmキーへ戻っています。
このEmに戻った時の響きが、、、体が溶けるように柔らかく切ない響きになっています。
この曲の一番アツいポイントとなっています。
次に、8小節目の「B add11」ですが、内音の上がっていくメロディがゾクゾクくるハーモニーがついていますね。気持ちいいです。
9小節目からの「Em-Bm7-Am7-Em / D」のコード進行ですが、Bm7からAm7のドミナントからサブドミナントへの動きが、何気ないながらもこの映画の雰囲気にあっているような気がします。
Am7に入った時、ドミナントが解決させない感がいつもより強調されて曲が次へ進む力がより増幅されているように感じました。
こういった何気ないところからもたくさんのイメージを植えつけることができるんですね。
コード進行
Ⅰm / Ⅵb onⅠ | Ⅶb | Ⅳ / Ⅶb onⅣ | Ⅵm |
Ⅰm | Ⅴm | Ⅳm7 | Ⅴ onⅡ / Ⅴ add11 |
Ⅰm | Ⅴm7 | Ⅳm7 | Ⅰm / Ⅶb |
Ⅳm9 | Ⅴm7 / Ⅴm7 onⅠ | Ⅳm9 | Ⅴsus4 / Ⅴ |
Ⅰm |
コード進行(key of Cm)
わかりやすくするため、キーがCマイナーだった場合のコードも念のために書いておきます。
Cm / Ab onC | Bb | F / Bb onF | Am |
Cm | Gm | Fm7 | G onD / G add11 |
Cm | Gm7 | Fm7 | Cm / Bb |
Fm9 | Gm7 / Gm7 onC | Fm9 | Gsus4 / G |
Cm |