もしあなたが、誰かに強い嫉妬や妬みを受けたらどんな気分になりますか?
いい気分ではないでしょう。
「妬(ねた)まれること」「嫉妬を受けること」は考えかたによっては決して悪いものではないんです。
目次
「妬まれる」って悪いこと?
ではまず、「妬まれる」という感情について詳しく考えていきましょう。
あなたは、誰かの実績や成功を祝福できますか?
まず、あなたが自分の方が能力的に勝っていると思っている人がいたとしましょう。
そして、その人がある日、仕事などで誰もがうらやむ大きな実績を残したとしましょう。
そして大金まで手に入れました。
あなたは、嫉妬なんて全くしないなんて言えば、、、
ウソになりませんか??
同じ状況なら、世間一般の人はどう思っているのでしょうか?
実際のところを赤裸々にアンケートで答えてもらいました。
あたなたは、友人や身近な人が大成功したり、有名になったら、素直に祝福できますか?
- 29% もちろん!誰でも超嬉しい!
- 57% 少しは妬んでしまう。
- 14% 無理!とても妬んでしまう。
結構意見が分かれましたが、素直に「嬉しい!」と思える人ってわずか29%しかいないんです。
かなり少ないですよね、、、
ほとんどの人が、実績を残した人に嫉妬してしまうということが分かります。
なので、もしあなたが嫉妬してしまったとしても、決して恥ずかしいことではありません。
なぜ「妬み」って生まれるの?
なぜ「妬む」という気持ちが生まれるかと言うと、最も原因となるのが「羨ましい」という気持ちです。
誰かを羨ましく思わなければ、誰がどんなにすごい成功や大金を得ても、何の興味もわきませんね。
「羨ましいっ!」という気持ちからスタートして、「オレより格下なのになぜあいつの方が上に?!」「おれの方がすごいのに何でアイツが評価されるんだ!」「アイツより楽して同じ成果がほしい!」という感情が生まれてくるわけです。
そして、心の奥で「絶対に認めたくないけど、認めざるを得ない」という苦しい状況に立たされ、”妬み”、行き過ぎると”敵対心”のような感情がわきあがってくるわけです。
つまり、、、誰でもつい身近な人をランク付けしてしまっているから起きる感情ですね。
「いや、自分はランク付けしたこと無いっ!」って思う人もいらっしゃると思いますが、アンケートを取ったところこのような結果になりました。
あなたは、友人や身近な人に、『あいつは自分より下だ!』『自分の方が実力では勝ってる』とか、ランクづけしてしまっていますか?
- 35% はい。しています、、、
- 31% 多分してるけど、してると認めたくない。
- 22% たまにするかも。
- 12% 全くしたことない。
「したことが無い」と答えた人はわずか12%しかいないんです。
逆に言えば88%の人がランク格付けしているということなんです。
その中でも「多分してるけど、してると認めたくない。」と答えた人が31%もいるところが興味深いですね。
友人に同じ質問をしたら、「僕はランク付けなんてしないっ!」って言う人はとても多いですが、心の奥底では実は格をつけてしまっているかも、、、と思っていることが浮き彫りとなりました。
正直、私もしているかもしれません。
これがまさに、”妬み”の生まれる原因なんです。
なので、ほとんどの人がランク付けをしたことがあるということは、あなたも人からランク付けされてれるということです。
これが世の中の現状ですね。
妬まれる人生の素晴らしさ
嫉妬されることの意味は?
ここで大事なことがあります。
あなたが今後、仕事などで成功するということは、大きな実績が残っていくということですよね。
ということは、
必ず誰かに妬まれるということです。
”妬まれる”ことって、やはりイヤなものです。
実際、アンケートでも、妬まれるのは80%以上の人がイヤだと答えています。
ですが考えてみてください。
先程もお伝えしたように、妬みの元になる感情は”羨ましい”という感情です。
あなたが歩んできた人生にに、地団駄ふむほどに「羨ましい」と感じているんです。
嫉妬されることに感謝
ですが、、、羨ましいと思われることって、1人の人間としたらとてもありがたいことではありませんか?
妬まれる地点で、あなたはその人からとても認められているということなんです。
たとえ誰かから格下と思われていたり、認められたりしなくても、、、良いではないですか笑
妬まれるたびに、あなたはどんどん社会においての地位が上がっているということです。
また、地位が上に上がっていくことは、やはり”妬み”がつきものだということも忘れないでください。
そう思えるようになると、嫉妬されることが自分の実績・成果のバローメーターのように捕らえることも可能ですよ。
嫉妬されることに感謝ですね!
私はそう考えるようにすると、”妬んでくる人”がかわいくてたまらなくなりました。
そう思えると、陰口なんて全然怖くありません。
どんどん言ってほしいですね!
妬まれない人になる方法
嫉妬 vs 尊敬
妬みは全然悪いことではないと説明してきましたが、時に時にめんどくさい人がいて、自分自身に害を与えようとする人もいないとは言えません。
できれば、、、害が無いに越したことはありませんよね。
先程、実績はほとんどが妬みにつながると説明しましたが、とんなに実績を残してもそんな多くの”嫉妬”につながらならないパターンがあります
それは、、、尊敬されることです
まずはこのアンケート結果を見てください。
もし、あなたが認めたり・尊敬している人が大きな成功を収めたら、嫉妬しますか?
- 86% とても嬉しい!
- 14% 少しは嫉妬する
尊敬している人が成功すれば、ほとんどの人が嫉妬しないどころか、、、むしろたくさんの人から祝福される可能性が高くなります。
あなたが尊敬している人が、もしすばらしい実績や成功を収めたら、感動して祝福したくなりますよね。
「さすが○○さん!あの人は自分の憧れの人だ!」
といったように、むしろより尊敬の感情が高くなっていくと思います。
つまり、「尊敬」されるラインを超えると、あとは実績をつめばつむほどどんどん尊敬が大きくなっていくものなんです。
野球で言えば「イチロー」、サッカーで言えば「本田圭佑」といった名プレイヤーは、日本でトップになり、世界でもトップくらいです。
彼らは活躍すればするほどメディアで取り上げられ、より”尊敬”が高まって言って良いと思います。
あなたが目指すところ
つまり、あなたが妬まれているうちは、まだまだ上に上がることができるということです。
”妬み”は自分の成功のバロメーターであり、まだまだ完成されて無い自分へのモチベーションともなります。
そういう意味で、”妬み”とは絶対に通らなければならない道ということでもありますね。
その道でトップになった人たちだけが、ようやく”嫉妬”から開放されることができます。
ですが、嫉妬から開放されると、次は”自分自身”の限界との戦いとなってきます。
イチローや本田圭佑は、自分と戦いながら次の境地を切り開いていますよね。
全力で頑張ることって、本当にすばらしいことですよね。
私は、今日もまた1つ目標をクリアするために生きています。