モーツァルトが下ネタ好きだったのは本当か?

世界的に評価をされる実績を残す、、、

それは誰にとっても夢のようなことですね。

しかし、そういう評価をされると、世の中の人はその人物の性格や生活実態まで知りたくなったりします。そして、死後は身の回り品や遺物などから少し行き過ぎた研究をされてしまったりします。

例えば、死後200年以上経っても根強い人気のモーツァルトを例にとってみましょう。

モーツァルトは、幼少の頃から神童と呼ばれ、作曲家としても何百曲という名曲を残してきました。

しかし、彼の実生活はどうだったのでしょうか?

映画アマデウス等でも知られるように、モーツァルトは下ネタが好きで、手紙などでも頻繁に卑猥な文章を書いていたという事は非常に有名な話です。彼がラブレターとして書いたものの中に、シモについての愛を説いたり、排泄物を連呼したり想像を絶する内容のが残されています。

でも実際、モーツァルトは世間のイメージ通り下劣な人物なのでしょうか?

この文章を読んでくれている皆さん、恋人や友達、もしくは人には言えない関係の異性に、一度くらいメールやLINEなどで恥ずかしい内容を相手に送った事はありませんか?

おそらく、「そんな事は一度もしたことありません」と胸を張って言える人は一人も居ないはずです。

もしあなたが世界的な実績を残し、死後すべての通信記録を調べられて、ほんの少し魔がさして書いてしまった卑猥な部分がばれてしまったら、、、

きっとその部分だけが大きくクローズアップされてしまうでしょう!!

しかもそれが200年以上経った今でもしっかりと博物館に残されていたり、世界数十国の言語に訳されて世界に発信されてしまうのです。モーツァルトは映画にまでされてしまいましたね笑

そうなると、あなたは世間から「あれだけの天才だから、私生活はそうとう乱れていたんだろうな、、、」と思われるに違いありません。

実際、モーツァルトの手紙事件を受けて、著名な作曲家でこういった事態を恐れた人もいます。

重く重厚な楽曲、堅い人物像で知られるブラームスは、死ぬ前に手紙などはすべて処分したそうです。ひょっとしたらブラームスも手紙の中では相当な発言をしていたかもしれませんね。

なので、モーツァルトもたまたま手紙の内容がクローズアップされすぎてしまったからこういうイメージが付いてしまったけれど、実際はここまではぶっとんだ事はないと思っています。

おそらく、天才はちょっとおかしい人が多いという一般的なイメージにより、誇張されすぎてしまったかもしれません。

もし世界的に有名になってしまったら、メールや手紙などには気をつけてくださいね。