ボカロPになるには? 最短でボカロPになるために、必要な機材を紹介

ボカロ曲とは、初音ミクをはじめとした「ボーカロイド」に歌わせている楽曲の総称です。

その楽曲をつくり、またボーカロイドの調教データを作る人がボカロPですね。

そのボカロPになりたい人がとても多いので、ボカロPになるための全知識をまとめてみました。

では、さっそく本題に入りましょう!

ボカロPになるという魅力

歌ってみたでは切っても切れない関係のボカロP。

ボカロ楽曲を作ってニコニコ動画などにアップするボカロPが後をたちません。

では、なぜみんなボカロPになりたがるのでしょうか?

それは、やはりその注目度の高さゆえ、自分の創った楽曲がたくさんの人に聞いてもらいやすいというところだと思います。

自分が何日もかけてつくった曲に、「よかった~」とか「神曲!」とかコメントがついたらものすごくテンションが上がりますよね。

考えるだけでワクワクしてきます。

そして自分の曲が人気曲になれば、驚くほどたくさんの人が「歌ってみた」等で歌ってくれます

さらには、カラオケに入っていわゆるメジャー楽曲と言われるところと同じ土俵に立って勝負することも可能です。

自分の楽曲がカラオケに入るなんて夢のようですよね。

しかも、最近ではボカロP出身の人の楽曲がバンバンアニメの主題歌に使われてたりテレビCMでも積極的に使われたりしていますよね。

有名なところで言えば、米津玄師、supercellをはじめ、ダルビッシュPもバンバンアニメや映画の主題歌を作曲していますね。

それほど、ボカロPの作った楽曲は世間の注目を集めるようになっています。

その理由として、作曲機材の圧倒的な価格破壊によって、参入の敷居が低くたくさんの人がボカロPしやすくなったことがあげられます。

20年前は、何十万円も必要だった機材が、今や5万もあればそろってしまうという世の中になりました。

今からでも遅くはありません!ボカロPの門をたたいてみましょう!

ボカロPデビューするまでの道のり

それでは、ボカロPになろうと思った日から、実際にボカロ楽曲をアップするまでのざっくりとした流れを説明して行きます。

機材を集めよう

パソコンはほとんどの人が持っていると思うので、DAWという作曲に使うソフトはフリーソフトを使うとすると、ボカロ音源だけ購入すればすぐに最低ラインの機材はそろいます。

でも、より効率よく作曲するには、オーディオインターフェースやmidiキーボード、ヘッドホンやスピーカーなどのモニタ環境もいつかは必ず必要になってきます。

①パソコン

まずは、すべての中心となるのがパソコンです。

デスクトップの方が望ましいですが、近年ではノートパソコンもスペックが大幅に上がってきているので、性能が高ければノートパソコンでも大丈夫です。

オーディオインターフェースやmidiキーボードなど、USB接続することが多いので、USBポートの数だけはしっかりとチェックしておきましょう。

  • おすすめのパソコンスペック

②オーディオインターフェース

ミクに歌わせるからマイク要らないし、、、オーディオインターフェースは別に無くても、、、と思う人も多いと思います。

確かに無しでも出来なくはないです。

ですが、楽曲にとって命である出音をモニタでチェックするために絶対に必要になります。

なぜなら、良いモニタ用の出力ポートがパソコンには無いからですね。

ある程度モノの良いモニタスピーカーは、フォンかXLR接続が大半なので、フォンかXLR出力がついているオーディオインターフェースは出音の命となります。

ソフト(DAW、ボーカロイド)

作曲をする時に使うツールが、DAWと呼ばれるソフトです。

DAWを使って、1つずつ音符を入力して楽曲をつくっていきます。

最近では、フリーソフトでもまずまず使えるものがたくさん出ています。

ですが、性能にかなり制約があるため、人気曲のようなものまでは作り上げることはかなり難しいので、まずはフリーソフトで使ってみて、慣れてきたら市販の高性能のものにしていくのが一般的な流れです。

DAWとは別に、歌わせるボカロ音源(「初音ミクなど」)も必要になりますよ。

  • おすすめフリーDAW
  • ボカロ音源

出力機材

実際に作った音を確認するために、音を出力の機材は必要になります。

最も安上がりで仕上げるには、100円ショップのイヤホンでも可能です(出力機材の接続方法に合っていれば)。

ですが、自分が作った音がどのようなものなのか、本当の姿を知るには、ある程度以上に出力する機材の性能はあった方が良いです。

できれば、モニタスピーカーがあればベストですが、自宅で大きな音が出せない人は、イヤホンではなくヘッドホンがあった方が望ましいです。

(ですが、ヘッドホンとモニタスピーカー両方で問題なく聞こえるようにすることが、よいミックスになるための第一歩です。)

初心者用に、とりあえずこれだけあれば、という機材をまとめましたので、一度確認してみてくださいね。

先述のオーディオインターフェースがあって、初めてより高い効果を発揮します。

その他、あった方が良い機材

以上が必須の機材となりますが、これ以外にもあった方が楽曲制作しやすい機材はたくさんあります。

あると、圧倒的に作曲しやすくなるのがmidiキーボードです。

メロディができても、音符を入力するにはやはり鍵盤があった方が圧倒的に作業は早くなります。

音楽ですから、鍵盤はぜほしいところです。

  • オススメ! 入力用キーボード

楽曲を作る

機材がそろったら、楽曲制作に入ります。

あなたのオリジナリティを最大限に発揮してくださいね!

作曲/編曲技術を習得する

楽曲を完成させるには、作曲の能力に加え、編曲もしなければなりません。

初心者がいきなり編曲まで仕上げる、、、のはすぐにはできませんが、時間をかけてでも手に入れるには十分価値のある能力です。

まずは、はじめてみることが一番です。

そして、できるだけ早くメインソフトとなるDAWを手足のごとく使えるようになるようになってくださいね。

動画を作る

楽曲が完成すれば、niconicoなどにアップする動画を作成しましょう。

niconicoなどは、waveやmp3のような音声のみのフォーマットではアップできません。

動画形式にしないとアップできないので、音声から動画をつくるノウハウは習得しておきましょう。

稿用の動画制作に必要なもの一覧

  • 動画編集ソフト[フリーソフトで可]
  • 曲に合わせる動画、もしくは背景用の画像

エンコードする

動画ができあがったら、まずはファイルサイズの確認をしましょう。

非圧縮の状態なら、1ギガを超えてしまうこともあります。

もし、100Mを大きく超えてしまうようでしたら、動画データのファイルサイズを小さくする作業が必要です。

ですが、あまりにファイルサイズを小さくしてしまうと、音質や画質が下がってしまうので、楽曲のクオリティも下がってしまいます。

動画投稿できるサイズで、クオリティも落ちない大きさにエンコードできる絶妙なサジ加減をしっかり身につけておきましょう!

楽曲の長さにもよりますが、100M前後を目安に収めるのが良いでしょう。

niconico動画推奨、動画フォーマット

ここに、niconicoが推奨している動画フォーマットをまとめておきますので、できるだけこれに近い形式でエンコードしてくださいね。

推奨のフォーマット
ファイル形式 mp4形式
音声レート 44.1khzのステレオ(CDと同じレートです)
映像 H.264/AVC,Baseline profile, Main profile, High profile
24fps、30fps、60fps の固定フレームレート

動画をアップする

高音質で動画をアップするためには、niconicoのプレミアム会員になる必要があります。
(月額550円かかります)

無事動画のアップが完了すれば、あなたも晴れてボカロPデビューです!