作曲家になりたいけど、何を頑張ったらいいかわからない、、、という人は多いと思います。
作曲技術の向上はもちろんですが、それ以外で絶対にした方がよいことが7つあります。
目次
実際に作曲家になれた人がしてきたこと!ランキング10
このくらい頑張れば作曲家になれる、、、というバロメーターはありませんが、人と同じレベルのことをやっているだけなら、作曲家には間違いなくなれません。
ただ、頑張るだけでなく、意味のあることをしなければなりません。
作曲家になった人はどんなことを頑張ってきたのかすごく気になりますよね。
実際にたくさんの作曲家にインタビューしてみたところ、7つのことがほぼ共通してみんながしていました。
ランキング形式でまとめてみたいとおもいます。
①いつまでに作曲家になれなかったら諦める!と、「期限」の線引きをする
作曲家になるには、とても長い年月がかかります。気がつけば20代も半ば過ぎてしまった、、、なんていう人も山のようにいるのが事実です。
でも、そうならないようにできることがひとつだけあります。
何歳までに作曲で仕事ができなかったら、キッパリ諦めると言う線引きをすることです。
例えば、「25歳までに音楽だけで仕事できていなければキッパリ諦める!」と具体的な年齢設定をするのです。
もし決めずに20代中盤になってくると、あと1年だけ、、、あともう1年だけ、、、などと言っている内にずるずる30歳を超えてしまいます。
「絶対にこれだけは譲れない年齢」を指定して線引きをしていると、時間に対する焦りから、モチベーションを高く維持することができるようになります。
このことにより、年齢の期限を決めている人と決めていない人の圧倒的な実力差となってあらわれます。
年齢の期限を決めておくと、基本的に良いことしか起こりません。
ちなみに私は、27歳までと期限を決めて活動していましたが、音楽での所属先が決まったのは26歳の時でした。そして作品デビューが27歳の時で、27歳から音楽だけで生活できるようになりました。
本当にギリギリでした。
一度決めた線引きは、絶対に変えない!という強い心が必要です。
どんな遅くても、25~30歳までを線引きとして考えるのが妥当ではないでしょうか。
②ひらめいたことを、絶対に忘れない工夫をする
普段から音楽のことを聴いていると、突然降って沸いたようにいろんないいアイデアが出てくることがあります。
でも、そのアイデアって、ほとんどがイメージの断片のようなものなので、1分もすれば完全に忘れてしまうなんてこともしばしばです。「今ちゃんと覚えてるから、きっともう少し後でも覚えているよ」なんて思ってたら、その画期的なアイデアは100%忘れてしまうでしょう。
私の経験上、どんなに「コレだ!」と思えるアイデアでも、一度忘れてしまったら基本的にもう二度と思い降りてくることはありません。
なのでその良いアイデアを、いつでも思い出せるようにすぐにメモを取れるようにすることが大事です。
もし良いメロディだったら、携帯にすぐ歌ったりして保存できるようにする、もし文章でかけるものなら、携帯のメールに書いて自分に送るとか、さまざまな便利な方法があります。
必死で生み出そうとする時より、意外に何気ない時に出たアイデアをつなぐと大きなヒントになったりもするものです。
私は、クラウドでメモ帳を置いておいて、パソコン、携帯、タブレット全てから閲覧できるシステムを作りました。
あの時ふと思い浮かんだ何気ないアイデアが、今の私の仕事を支えています。
本当にあの時メモを取っておいてよかった!と思えることがたくさんあります。
③人から技術を盗むセンスを身につける
何気なく聴いている音楽でも、この楽曲どんなテクニックが使われているんだろう、どんな音源やプラグインを使えばこのカッコいい音が出せるんだろう?と、いろんな感動と疑問をもてるようにすることです。
音楽を聴くにしても、漠然と聴いていたらもったいないです!
人が使っている高いテックニックを、キッチリ研究して自分のものにしていける人が生き残ってゆけます。
高い音楽テクニックは、テレビからふと流れてくる音楽でも、必ずひとつは見つけることができるはずです。
なぜなら、テレビから流れている曲は、もしあなたがプロデビューできていないなら、きっとあなたよりも実績も実力もある作曲家が作っている曲であると思われるからです。
なので、見つけることができないなら、「気づく」センスが無いので実力が伸びないと判断します。
④人脈づくり(コネクション)を疎かにしない
「オレは作曲の実力だけで仕事を取る!」という願望をモチベーションに、音楽を頑張っている人はとても多いです。
ですが、結局のところ音楽の仕事を続けていけるかどうかは、人と人のつながりによるところがとても大きいです。
なぜなら、あなたに仕事をお願いしようとしている人は、あなたの音楽的な実力はもちろんのことですが、「人としての信頼」が依頼理由の半分以上を占めているからです。
仕事をお願いする人は、圧倒的な実力ある面識の無い作曲家より、円滑に楽しく仕事を進めてくれる知人に依頼をすることが圧倒的に多いです。
あなたが仕事をお願いする立場なら、やはり気持ちよく仕事をしてくれる信頼のある人に頼みたくなりますよね。
音楽で生き残るには、私の生きてきた感覚では、実力30%、人脈70%くらいの比率で人とのつながりが強いように思います。
あっ、でも勘違いしないでください!
最初の仕事は実力がないと取れないので、実力で仕事を取って、その後続けて仕事をもらえるようになるには信頼が必要という意味です。
もし飲み会に誘われたら、できるだけ最優先で参加したり、チャンスがあるなら無償でも音楽を作らせてもらったりすることも大事です。
アマチュアの人脈が、プロになっても大いに活きてくることもたくさんあります。
人間力を高めるためにも、人脈は大切にしましょう!
⑤実力をつけるために、ルーティンを決める
ルーティンを決めて実力を上げるというよりは、実力を上げるためには、自然とルーティンが決まってくるといった方が正確かもしれません。
例えば、作曲家はスピードが命になるので、1日1曲はどんな形であれ仕上げるようにするとか、1日1曲はコード進行だけでもコピーするとか何でもいいです。
自分の財産になることを必ず自分に課してください。
著名な作曲家になっている人の大半は、このような厳しいルーティンを自分に課している人がほとんどです。
その著名な作曲家は、アマチュア時代かあらも厳しいルーティンを決めています。
実際に仕事になったら、仕事をすること自体ががもっと厳しいルーティンが待ってるということを理解したのでしょう。
こうやってアマチュアの頃からモチベーションを上げているのだと思います。
⑥最新情報に強くなる!時代をつかむ力(センス)を養う
新しいヒット曲や、映画があればできるだけ見ておいた方がよいでしょう。
今、何が流行っているのか、どんな世代にどれだけ影響を与えているのかは知っておいた方が良いです。
常に時代を感じていると、次の時代に何がやってくるのか、何が流行るのか判断するセンスを磨くことができます。
興味が無くても、何がウケているのかを理解しようとするだけでも、いずれ役に立つときがきます。
⑦情報を得るために、常にアンテナをたてておく
常に、自分のしてみたい仕事へのチャンスはどこにあるかを調べるようにしてください。
デビューを目指すなら、オーディション情報サイトを毎日見るとか、就職希望なら入りたい企業で募集が始まってないか定期的に確認するとかです。
こういった情報は、一日でも遅くなると情報としての価値が低くなります。もし、締め切りが一日でも過ぎてしまうと、全く価値の無い情報になってしまいます。
価値のある情報は、ネットでもたくさん埋もれているので、それをいち早くみつけて少しでも有利にことが進むようにしましょう!