ミックス用のヘッドホンって、何となく絶対あったほうがいいんだろうなとは思いつつも、、、正直どれを選べばよいかわかりませんね。
ネットで調べたら、驚くほどたくさんのヘッドホンの種類があります。
ですが、、、特に初心者のミックスは、良いヘッドホン選びによってそのクオリティが変わるといっても過言ではありません。
ここでは、ヘッドホンの選び方と、僕がプロになるまでに使っていたおすすめのヘッドホンを紹介したいと思います。
ヘッドホン選びで気をつけること
なぜヘッドホンが必要なの?
ミックスは、基本はスピーカーから出した音で調整することが一般的です。しかも、ある程度大きな音を出すことが求められます。
ですが、、、一軒家ならまだしも、マンションで大きな音を出すなんて無理ですよね。
まともに音を出したら苦情の嵐です><
なので、ある程度大きな音で確認するためには、ヘッドホンを使う方が良いのです。
ミックス上級者やプロは、スピーカーとヘッドホン両方で音をチェックしていますよ。
ミックスは、イヤホンでなく、なぜヘッドホンが良いの?
まず。ヘッドホンとイヤホンの違いは、聞こえる音の周波数や帯域が全く違います。
特に低い帯域は、イヤホンではほとんど聞こえません。
ミックスでは、ベースの音よりさらに低い帯域の調整もしなければ絶対に楽曲のクオリティは上がりません。
なので、ミックスにおいて聞こえない音帯域がある、、、なんてありえないですよね。
イヤホンでミックスをしていて、低音に迫力がないから低い成分をちょっと多めにしておこうと思ってしまったら大変なことになります。
普通のスピーカーから聞いたらとんでもなく低音がモコモコしてしまいますよ。
なので、幅広い周波数を満遍なく調整するために、可聴帯域の広いヘッドホンが必要になってくるのですね。
ヘッドホン選びで気をつけること
ミックスをする人にとって、絶対に使ってはならないヘッドホンは、リスニング用のヘッドホンです。
リスニング用ヘッドホンとは、音がカッコよく脚色されてしまうヘッドホンのことですね。
例えば、よく売り文句として「ド迫力低音」が掲げられているようなヘッドホンとかのことです。
もし、あなたが音が脚色や補正するリスニング用ヘッドホンでミックスをした場合、あなたのミックスしている楽曲も脚色や補正された状態でモニタをしているわけです。
なので、あなたの楽曲で本当に直さなければならない点も、補正されてわからなくなってしまっているのです。リスニング用ヘッドホンででミックスした音を、モニタ用ヘッドホンで聞くと、きっとスカスカになって聞こえると思います。
そのまま楽曲をアップしたら、世間で良い評価は受けることはできないですよね。
でも、そんなヘッドホンどれを選んだら良いかわからない、、、という声も良く聞くので、ここではミックスに最適なモニタ用ヘッドホンを紹介して行きます。
これで、ヘッドホンの問題はほとんど解決できると思いますよ。
おすすめ モニタ用ヘッドホン 3選
■ タイプ :密閉ダイナミック型
■ インピーダンス:47Ω
■ 最大入力 :700mW
■ 再生周波数帯域:15~20,000Hz
■ 出力音圧レベル:96dB
■ プラグ形状 :φ6.3mm標準/φ3.5mmミニ
■ 重量 :190g(コード含まず)
audio-technica ATH-M20x が良いと言われる理由
初心者用モニタヘッドホンならコレです。
上級者用のヘッドホンと聞き比べても、プロでなければ聞き分けができないほどのクオリティを誇ります。モニタに最適な、広い帯域&フラットな特性なので、あなたの出している音の本当の姿がこのヘッドホンによって浮かび上がります。
しかも、このヘッドホンは、amazonでもベストセラーに選ばれているほど人気がありますよ!
■ タイプ :クローズドバック型
■ インピーダンス:44Ω
■ 最大入力 :500mW
■ 再生周波数帯域:10~22,000Hz
■ 感度 :105dB
■ プラグ形状 :3.5mm ステレオ・ミニプラグ
■ 重量 :190g(コード含まず)
SHURE ヘッドホン SRH440 が良いと言われる理由
このヘッドホンは、全帯域に渡ってで正確な出力をしてくれるので、モニタヘッドホンとしてかなりの威力を発揮してくれます。
多方面でかなり高い評価をされているのは有名で、amazonでも、5点満点中4.0というかなりの高評価を得ているところもポイントが高いですね!
値段もかなりお手ごろなのでオススメです。
■ プロフェッショナル・モニターヘッドホン
■ 形式:ダイナミック密閉型
■ ドライバーユニット:40mm・ネオジウムマグネット
■ インピーダンス:64Ω
■ 再生周波数特性:10~30,000 Hz
■ 感度:108 dB/mW @1kHz
■ 最大許容入力:1,000mW
■ コード長:約2.2m(OFC)
■ プラグ形状:3.5mm/6.3mmステレオ(金メッキ)
■ 重さ:約240g(コード含まず)
CPH7000 が良いと言われる理由
名機「MDR-CD900ST」をモデルにして制作されただけあって、音の路線はMDR-CD900STと似ています。
なのでミックスには最適ですね。
ですが、本家のMDR-CD900STには少し及ばないという意見は少しあります。
確かにそうではありますが、この価格帯を考えたら十分なコストパフォーマンスです。
MDR-CD900STは高いから、もう少しお手頃のなのが、、、と思う初心者の方には十分オススメできるヘッドホンです。
唯一の注意点として、エージングは100時間ほどと少し長めに必要です。