マイクケーブルを選びたいけど、、、ネットで調べたら山のように出てくるからどれがいいかわからないという人は多いですよね。
ですが、マイクケーブルを選ぶ際、注意しなくてはならない点は、たった2つだけなんです。
その2つだけ理解できれば、カンタンにオススメケーブルが選べるので、わかりやすく解説していきますね!
目次
まず、最初に覚えておかなければならないこと
覚えなければならない接続端子は3つ!
マイクケーブルは、接続端子が「XLR」「フォン」「RCA」と主に3種類あります。3つもあったら面倒ですよね笑
ですが、画像のように見た目で覚えればカンタンです!
XLR | ハイエンドの機材や、ある程度以上の音質が期待できる機材にはほぼ付いてます。最近では、安価なものでも付いてます。 | |
フォン | ほとんどの機材にはこの端子が付いてます。もっとも一般的な端子と言ってよいでしょう。ギターやベースはこの端子です。 | |
RCA | 少し安価の機材や入門機にはこの端子が付いている場合が多いです。家電にも付いていることが多いですね! |
では、この3つの端子の中で一番音質が良いのはどれ?
できれば、この3つの端子で一番いい音の端子を選びたい、、、と誰しもが思うかもしれませんが、基本的にどれで繋いでも基本的な音質は変わりません。
え!?じゃあなんで3つもあるのと思うかも知れませんが、それぞれ存在する意味が違うからなんです。
他のサイトでは、「XLR」が一番音が良いからオススメ!と紹介されていることが多いですが、宅録のような数メートル前後のケーブルを使う場合は、音質はほぼ変わりません。
ライブ会場のような、数十メートル規模のケーブルの長さになってくれば、XLR接続が大きな意味を持ってきますよという意味です。
もしあなたのオーディオインターフェースがXLRの端子で接続することができるなら、XLRを選んでおけば間違いはありません!程度に考えておいてくださいね。
あと、一番引っ張っても抜けにくいというメリットはあります。
マイクケーブルの選び方 「たった2つ」の注意する点
では、次に実際のケーブルの選び方を見ていきましょう!
注意することはこの2点だけです。
- マイクの種類によって使えるケーブルが変わる
- ケーブルの長さを適切にする
ではこの2つのポイントを詳しく説明していきますね。最適なケーブルが見つかるようになりますよ。
①マイクの種類によってケーブルが変わる
コンデンサーマイク
あなたの使うマイクがコンデンサーマイクなら、必ず「XLR(オス)—XLR(メス)」のケーブルを選でください。
コンデンサーマイクに必須の「ファンタム電源」は、XLR接続でないと電源を供給できないからですね。
ダイナミックマイク
ダイナミックマイクなら、オーディオインターフェース(もしくはミキサー等)側の端子と合えば何でもOKです。
マイク側の端子はほとんどがXLRの「オス」の端子なので、オーディオインターフェースにどんな接続端子がついているかで選ぶケーブルが決まります。
XLR接続できるかどうかは、マイクをつなぐオーディオインターフェース側に、その端子が差し込める口があるかどうかでわかります。
手持ち機材の挿し口が、直径2cmくらいの矢印のような形のものがあればバッチリ使えます!
このような端子が付いていた場合、「XLR(オス)—XLR(メス)」のケーブルを選べば問題ありません。
ですが、このような挿し口が無く、7ミリくらいの口しかなければ、「フォン」接続になります。「XLR(メス)–フォン」のケーブル選んでくださいね。
たまに、RCAの端子しかない機材があるので、その場合は、「XLR(メス)–RCA」のケーブルを選んでくださいね!
②適切な長さの選び方
長さって意外に重要なんです。
たとえば、マイクと機材が2メートル弱ほど離れていたとします。では、ケーブルは2メートルあれば大丈夫、、、というわけではありません。
マイクは、部屋の音響や防音の面から、いろんな場所に移動することがあります。また、将来的に部屋の配置を変えた際、障害物ができてしまってケーブルをまわりこませようとしたら機材まで届かない、、、なんてことは良くあります。
なので、最低でも3メートル以上はほしいところですね。
もちろん長くて困ることはありませんが、長すぎると今度はノイズを拾う可能性も出てきます。この場合なら余裕は持ちつつ長すぎず、、、3~5メートルくらいが適切と予想できます。
まぁぶっちゃけ、多少長すぎても音質的にはそんなに問題はありません。
では、ケーブルで音質を改善するにはどうすれば良いの?
音質を決める音の信号というのは、機材を経由したり、ケーブルを長い距離転送すると徐々に劣化してしまいます。
なので、元の音が100点だとすると、機材を経由して、ケーブルを経由して徐々にさがり、、、パソコンに入る頃には70点くらいになってしまっているわけですね。
基本的に、上がることはありえません。
なので、良いケーブルとはこの劣化をより軽減させることができるケーブルのことを言うのです!
ここで紹介するケーブルは、大幅な改善とまでは行きませんが、業界標準的に問題なく使え、コストパフォーマンスが十分に保たれる、初心者から中級者向けのケーブルを紹介して行きます。
初~中級者用おすすめ マイクケーブル
XLR端子で接続する
■タイプ :マイクケーブル
■プラグ形状:XLR(オス)-XLR(メス)
■長さ :3.0m
■カラー :黒
CLASSIC PRO / MIXシリーズ が良いと言われる理由
この値段でこの音質が!まずはそのコストパフォーマンスに驚きます。もし、マイクケーブルがどこのメーカーかわからないものを使っていた場合、一度CLASSIC PROに換えてみるとマイクケーブルの持つ意味合いが激変するかもしれません。
失敗してもそんなに痛くない価格帯なので、だまされたつもりで使ってみるのも良いと思います。
このケーブルは、1m、1.5m、3m、5m、7m、10m以上などたくさんの種類があります。ケーブルの長さにも気をつけてくださいね!
■タイプ :マイクケーブル
■プラグ形状:XLR(オス)-XLR(メス)
■コネクター:NEUTRIK仕様
■長さ :3m
■カラー :黒
CANARE ( カナレ ) / EC03-B が良いと言われる理由
NEUTRIK(ノイトリック)社製のコネクターを使った、音質改善の期待できるマイクケーブルです。宅録の音質を改善したいけれど、マイクを買い換えるほどの余裕はない、、、という人にはここから試してみることをオススメします。
このケーブルは3mですが、0.5m、1m、1.5m、2m、3m、5m、7m、10m以上などたくさんの種類があります。ケーブルの長さにも気をつけてくださいね!
標準フォーンプラグで接続する
■タイプ:マイクケーブル
■プラグ形状:XLR(メス)-フォン
■長さ:3m
■カラー:黒
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / MIPシリーズが良いと言われる理由
この値段でこの音質が!まずはそのコストパフォーマンスに驚きます。もし、マイクケーブルがどこのメーカーかわからないものを使っていた場合、一度CLASSIC PROに換えてみるとマイクケーブルの持つ意味合いが激変するかもしれません。
失敗してもそんなに痛くない価格帯なので、だまされたつもりで使ってみるのも良いと思います。
このケーブルは、1m、1.5m、3m、5m、7m、10m以上などたくさんの種類があります。ケーブルの長さにも気をつけてくださいね!
準備中
■タイプ :マイクケーブル
■プラグ形状:XLR(メス)-フォン
■コネクター:NEUTRIK仕様
■長さ :3m
■カラー :黒
CANARE ( カナレ ) / PC03B が良いと言われる理由
NEUTRIK(ノイトリック)社製のコネクターを使った、音質改善の期待できるマイクケーブルです。宅録の音質を改善したいけれど、マイクを買い換えるほどの余裕はない、、、という人にはここから試してみることをオススメします。
このケーブルは3mですが、0.5m、1m、1.5m、2m、3m、5m、7m、10m以上などたくさんの種類があります。ケーブルの長さにも気をつけてくださいね!
RCAで接続する
CLASSIC PRO マイク・オーディオケーブルが良いと言われる理由
コスパが最高のCLASSIC PROのRCAシリーズです。RCAで接続するにはこれで問題ないですね。
もっと音質を改善したい 上級者用
ここで紹介しているケーブルでも十分使えますが、さらに音質を改善することができるケーブルももちろんあります。
良いマイクの性能をダイレクトに伝えることが出来ているか不安な時は、このあたりのケーブルを使えば問題ありません。
BELDEN 8423が良いと言われる理由
プロからも厚い信頼度を誇るBELDENのケーブル。これのメーカーを使っているだけで上級者という雰囲気を出すことができます。
バランス転送専用ケーブルなので、XLR接続には最適です。
耳に相当長けた人でも、「何万もするマイクケーブルよりも、こっちの方が断然いい」と言う方が多いほど優秀なケーブルです。
歌ってみたでは、これが到達地点と言っても良いレベルのケーブルです。