モニタースピーカーと言えば、定番はやはりYAMAHA(ヤマハ)です。
日本では業界標準とも言えるほどですね。
なぜ、業界標準となりえたかというと、そのフラットに出力されるクリアな音質がになっている、、、という理由ももちろんあります。
ですが、一番の理由は「普及率」です。
一昔前まで、「NS-10M」というモニタースピーカーはどこのスタジオにもあって、アマチュア作家はこのNS-10Mを持つことに憧れを感じていました。
1980年代~2000年代前半まで、あまりにもたくさんの人が使っているモニターだから、自然とその音が業界標準となっていきました。
そのモニターを作ったメーカー、YAMAHAはもちろん信頼できるメーカーですよね。
今回は、そのYAMAHA製のオススメモニタースピーカーを紹介していきたいと思います。
目次
YAMAHAの現行機種
HSシリーズと、MSPシリーズの違い
作曲家やDTM作家が自宅で使うモニタースピーカーは、主に2つのシリーズがあります。
HSシリーズと、MSPシリーズですね。
この2つのシリーズの違いを説明してきますね!
(※上記の画像2つはYAMAHA製ではなくイメージです)
HS Series [3機種]
小~中規模のDTMスタジオに最適なシリーズで、DTMに大きな威力を発揮してくれるモニタースピーカーです。
原音を忠実に再現するというコンセプトのもと、よりリーズナブルでコスパの良い製品の開発に成功しました!
HSシリーズが、DTM作家の 目(モニター) となってくれます。
MSP STUDIO Series [2機種]
プロが自宅でも使えるモニターです。
YAMAHAがプロ用スタジオモニター設計のノウハウと技術を惜しみなく投入し、ニアフィールドモニターに求められる原音に忠実な再生能力を徹底的に追求したシリーズです。
MSP STUDIOシリーズ最高峰の「MSP7 STUDIO」は、先程説明した「NS-10M STUDIO」を開発したヤマハスタジオモニター開発チームによる傑作です。
たくさんのプロ作家のスタジオでも見かけますよ。
オススメ機種
それでは、HSシリーズとMSPシリーズのラインナップを見ていきましょう!
それぞれのモニターでレビューをしてみました。
参考になれれば幸いです。
HS Series [3機種]
■スピーカー形式:アクティブ
■出力ワット数 :トータル70W
■サイズ :170W × 285H × 222D mm
■コネクタ :XLR3-31 type x1、Phone x1
■カラー :ブラック/ホワイト
■重量 :5.3 kg、5.5 kg
YAMAHA HS5 STUDIO が良いと言われる理由
初心者から中級者まで使え、コストパフォーマンスも抜群のモニターです。
YAMAHAの中では一番安いですが、十分にクリアでしっかりと一音一音が聞こえる仕様になっています。また、しっかりとベースの低域も再現してくれます。
市場評価もかなり高い、優秀なモニターです。
■スピーカー形式:アクティブ
■出力ワット数 :トータル95W
■サイズ :210W × 332H × 284D mm
■コネクタ :XLR3-31 type x1、Phone x1
■カラー :ブラック/ホワイト
■重量 :8.2 kg、8.7 kg
YAMAHA HS7 STUDIO が良いと言われる理由
HS5のワンランク上のモニターですが、小さい音でもしっかりと輪郭のある音を分離感よく鳴らしてくれるので、十分にモニターとしての力を発揮してくれます。
実際購入してみると、思ったよりサイズが大きかったという話もよく聞くので、設置場所はしっかりと考慮してくださいね。
中級者向けとして最適のモニターです。
■スピーカー形式:アクティブ
■出力ワット数 :トータル120W
■サイズ :250W × 390H × 334D mm
■コネクタ :XLR3-31 type x1、Phone x1
■カラー :ブラック/ホワイト
■重量 :10.2 kg、10.5 kg
YAMAHA HS8 が良いと言われる理由
DTMが慣れてきた人には最適なスピーカーです。趣味として作曲をやる方にとっては、最終到着点といっても良いスピーカーです。
低音から高音までしっかりと再現してくれるその音質は、さすがはYAMAHAと言いたくなるクオリティです。
また、デザインと重量感も、もう趣味で音楽をやっているレベルではない感を演出してくれるところも魅力のひとつとなっています。
MSP STUDIO Series [2機種]
■スピーカー形式:アクティブ
■出力ワット数 :LF(40W)、HF(27W)
■サイズ :179 x 279 x 208 mm
■コネクタ :XLR-3-31、PHONE
■カラー :ブラック
■重量 :7.9 kg
MSP5 STUDIO が良いと言われる理由
中級者~上級者向けのモニタースピーカーです。
他のモニターからMSP5 STUDIOに買い換えたところ、「全く聞こえていなかったところが聞こえるようになった」「生楽器の再現性が秀逸」と至るところで高い評価を受けています。
また、多少大きな音を出せる環境なら、さらに性能を発揮してくれるでしょう。
MSPシリーズは、HSシリーズと違ってペア販売は少なく、基本的に1本ずつバラ売りとなっているので、購入の際は気をつけて確認してくださいね。
■スピーカー形式:アクティブ
■出力ワット数 :LF(80W)、HF(50W)
■サイズ :218 x 330 x 235 mm
■コネクタ :XLR-3-31 (balanced)
■カラー :ブラック
■重量 :12.2 kg
MSP7 STUDIO が良いと言われる理由
世界的傑作モニタースピーカー「NS-10M STUDIO」を開発したヤマハスタジオモニター開発チームが作った現行機種です。たくさんのプロの自宅スタジオでも見かけますよ。
僕もこれを使っていますが、出音の自然さ、フラット感はとてもモニタースピーカーらしく助かっています。
MSPシリーズは、HSシリーズと違ってペア販売は少なく、基本的に1本ずつバラ売りとなっているので、購入の際は気をつけて確認してくださいね。